科捜研の女Season19 File27 マリコの動画チャンネル
相棒Season18 13話『神の声』
遺留品返却のついでに立ち寄った山奥の村で変死体発見の報に遭遇した特命係。山中で発見された遺体は、地面に磔にされて溺死していたーー
という導入の相棒13話。
全体のテーマは集団の排外性に冤罪被害の組み合わせという相棒らしい社会派なもの。殺人まで行くことは少ないにしても、村八分的な排外性は、その後の自己正当化まで含めて現実でもしばしば見られるものだ。学校でのいじめや、世界的に広がる国粋主義などもそうだろう。
冤罪についても、日本では社会もマスコミも<逮捕=有罪>という認識が強く、最近でも法相がゴーン被告に対して推定無罪原則を無視するような発言をして国際的な批判が出たほどで、タイムリーなネタといえる。
ただ、重めのテーマの割に全体としてあっさりした2時間サスペンスっぽい印象を受けた。「山の神」の風習や「プレッパーズ」などネタも豊富で面白かったが、真犯人特定やトリックの伏線回収のあっさり具合とか、最後の真犯人の告白が定番の崖の上の告白っぽかったりしたせいだろうか。
なにより予告に全て持っていかれた感がある。ここ数シリーズのラスボス的存在の杉下の元相棒、南井が久しぶりの登場で、しかも最終局面という煽りで2週スペシャルとのことなので、次週を楽しみに待ちたい。
科捜研の女Season19 File26 待ち人、来る
2020年最初の「科捜研の女」。内容としては、冒頭のおみくじネタに現場が神社で、お正月らしい回。
印象的なのは堀切刑事の
「人の言葉をできる限り信じ、同時に疑う心を失わないようにしよう」
というセリフ。難しいことだが、刑事の信念としては一つの理想かもしれない。
土門さんも蒲原刑事も継続確定ということで、退場を匂わせたここ数話は視聴者向けの「引き」だったということかな。今回で退場の堀切刑事の刑事としてのあり方が蒲原刑事の「刑事としての軸」に新たな影響を与えることに期待したい。
新年ということで
令和最初の新年ということで、新しいことを。
好きに書き散らしていくつもりです。